年頭ご挨拶(2015年1月)

約1年半の活動で600件を越える患者さん・ご家族のお声を聴かせていただきました。

これもOrinasメンバーの熱意と努力、そして病院関係者のみなさまのご理解ご協力、ご支援くださいました皆さまのお蔭と感謝しております。

 

本年はさらに活動を広げるために運営体制を整え、患者さん・ご家族、医療関係者のみなさまはもとより、地域市民のみなさまに活動のご理解とご協力をいただけるよう努力いたします。

 

今後も引き続き、ご指導ご鞭撻ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

平成25年1月吉日

溝田瑩貴

 

 

年頭ご挨拶(2013年1月)

20128月に栗橋病院でスタートした「市民による患者相談事業」Orinasは、早いもので、半年が経過しました。

 

これまで寄せられた相談内容は多岐にわたり、現在、相談事案の分類・分析を始めているところですが、


①突然の家族の病気に伴う不安

②(急性期病院ゆえの)入院日数の短さによる退院後の不安

③待ち時間が長いこと

④医師がかわってしまうことへの不安

 

などが多かったように思います。

 

そしてこれまで患者さんのお話を伺ってきて特に思うことは、「不安な気持ちをただただ聴いてほしい」という方の多さです。

一見、病院への不満で訪れたように思える方も、時間をかけてお話を伺ってみると、不安を抱えていることをただ聴いてほしかった、そのような患者さんがとても多くいらっしゃるのです。

 

この半年間でお話を交わした様々な患者さんのことが思い出されます。

 

○今まで何年もおひとりでいくつもの病院に通って来たけれど、声をかけられたことなどなかった。嬉しい・・・と目に涙をいっぱいためた方。

○くも膜下で倒れたのはたまたま娘さんお家に行っていたとき。

家で倒れていたらいま命はなかった・・・。ありがたい、と目に涙をいっぱいためていた方。

○ずっと元気だった旦那様が一年に何度も重い病気を・・・

これからがご心配ですね、の言葉に何度も何度も頷きながら、涙をぽろぽろ流された方。

 

嬉しくても悲しくても流す涙やそのお気持ちにそっと寄り添っていきたいと思います。

 

病院のスタッフは多忙な中、ひとりひとりの病状やお気持ちに寄り添いたいと懸命です。ひとりひとりに十分時間をかけたいと思っている医療者ばかりです。限られた人員でひとりなん役もこなしている医療者・・・これでは、身が持ちません。

 

私たちは医療者のお力を全面的にお借りしながら、2013年も患者さんと伴走していきます。患者さんも病院スタッフの方も地域の方も気軽に訪れ、気持ちの交流ができる場であるよう、努めていきたいと思います。

 

Orinasのお部屋は写真の通り、2013年一新しました。患者さんがほっとひと息ついたり、重い心の荷物をおろしたりできる場、笑ったり泣いたりできる場であるようにさらに工夫していきたいと思います。

お部屋を出るときには、ほんの少し前向きな気持ちになれたり、ほんの少しだけ気持ちが楽になっていただけるように。

 

今年は分析した相談事例を発表する機会も続々と入ってきています。

東京だけでなく、仙台、会津・・・と学会での発表の予定が入っております。

いつも活動を遠くから応援してくださる方々とお会いできることを願っています。


2013年も宜しくお願いいたします。

代表交代挨拶(2013年1月)

新代表溝田瑩貴挨拶

新年 あけましておめでとうございます。

 

昨年中は活動に対するご理解とご支援をありがとうございました。

この度、阿真京子が代表を退任し後任を私溝田瑩貴(たまき)が務めさせていただくことになりました。

 

知識や経験が未熟ですが、活動の主旨に賛同し参画している多くの仲間と共に、設立に対する思いを受け継いでいかれるよう尽力いたします。

元代表阿真京子挨拶

これまでのご支援・ご協力、誠にありがとうございました。

私・阿真は平成25年12月末日をもって代表を退任いたしましたが、これからは

栗橋病院近くに居住するメンバーを軸に、様々な意志をもったOrinasメンバーが

これからさらに医療者との連携を深め、患者さんやご家族の皆さまにより安心して

病院を利用していただける活動を行っていきます。

 

「一般のひとが医療を知ることで、医療はもっと良くなる。」

皆さまの参画そして応援に心から感謝をし、今後とも宜しくお願い申し上げます。