応援メッセージ

済生会栗橋病院前院長・遠藤先生

東京大学医科学研究所

先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門

上 昌広先生

 

 少子高齢化,財政破綻。我が国の医療は崩壊の危機にあると言われています。マスコミをはじめ、有識者の多くは「政府による大改革」の必要性を主張しています。本当に、それでいいのでしょうか。

 私は他力本願では問題は改善しないと考えています。医療を良くするには、現場で汗を流し、試行錯誤を繰り返さねばなりません。そして、その中心は患者と医療者です。医療市民マイスターの活動は、まさにこのような現場中心の活動です。私も応援しています。

前済生会栗橋病院 副院長・小児科部長

白髪 宏司先生

 

  日本の小児医療と病児を見守る親達のことを思い、「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」の会の協力医を務めています。この度、同会代表の阿真京子様より「医療市民マイスター」の誕生の夢を伺いました。今回の参加は、毎日の様々な院内業務を通じて「医療市民マイスター」の必要性に賛同したからです。ご参加頂く皆様に地域中核病院の機能と役割、そして病院の日常の実態を知っていただく一助になれればと願っています。病院も今回のプロジェクトを通じて多くのことを学びたいと願い、病院全体での事業参画です。これか のご安心やご理解に繋がることを願っています。 大きな信頼を頂ける医療施設であればある程、ご期待に添えない場合を理解し受け入れて頂くことは困難でしょう。決して容易ではない、地域病院の未知の領域の進化のチャレンジに参加できることをとても楽しみにしています。

日本医療メディエーター協会理事

早稲田大学教授

和田 仁孝氏

 

医療は、医療者が一方的に患者に提供するものではありません。患者と医療者が言葉と想いを交わしあい、ともに築き上げていくものにほかなりません。われわれ患者・市民が、厳しい環境の中で頑張る医療者に応援する声を届けることで、医療者も勇気と元気をもって、患者のための医療に取り組んでくれるでしょう。

 医療市民マイスターは、受け身ではなく、市民の側から、医療者とともに、地域の医療を守り、開かれたものにしていく試みです。患者・市民こそが地域の医療を作っていく、その直接の担い手として、医療と市民の結び目に位置するのが医療マイスターにほかなりません。同じ目標を医療者側から進めてきた日本医療メディエーター協会ともども、医療マイスターが育ち、地域医療を活性化していくことを期待し、応援していきたいと思います。

NPOパブリックプレス代表

株式会社ロハスメディア『ロハス・メディカル」論説委員

熊田 梨恵氏

 

 病院と地域、そして医療者と患者のかけはしとなる「医療市民マイスター」養成に向けた取り組みのスタート、おめでとうございます!

 日本では財政難や不況が深刻化する一方で高齢化はより進み、医療においても「ヒト・モノ・カネ」不足の劇的な改善を望むには難しい時代です。病院に行けばなんとかしてくれる、もうそんな時代ではありません。私たちが病院に入り、支え、そして開かれた病院のある地域そのものを再構築してべき時ではないでしょうか。そうすることで、必要な医療を自分たちの身の丈で使っていく感覚を取り戻していけるように感じます。医療市民マイスターはそのきっかけになる存在だと確信しています。

 医療者と患者を結ぶ情報誌『それゆけ!メディカル』をつくるNPOパブリックプレスは、医療市民マイスター協会の目指す社会を共に作っていく存在として、これからも応援を続けます。この活動が日本中に広がっていきますように!