2018年第六期医療市民マイスター講座の開催。

   
   
   
   
   
   

*2016年の医療市民マイスター講座は終了いたしました。

2016年医療市民マイスター講座開催のお知らせ。

「医療市民マイスター」は、研修を受けた市民が患者さんに寄り添い、医療者との橋渡しをする新しい役割です。

2012年夏、栗橋病院でOrinas(オリナス)として活動開始、医療市民マイスターたちが外来をまわったり、お部屋で患者さんのご相談にのったり、必要なときは病院の適切な窓口にお繋ぎしたりしています。

 

患者は医療を知り積極的に自分の病気と向き合えるように、医療者は患者の思いに気付けるように・・・

橋渡しのひとがいることで、お互いが近づき、心が通い合う、温かい医療を実現していきたい。

病院のために、医療のために、地域のために、何かしたい!

 

皆さんのご参加をお待ちしております。

【2016年開催実施概要】

【講座内容】

マイスター講座のスケジュールが一部変更となりました。

10月4日(水)は(火)の誤りでした。

重ねて訂正しておきました。

 

[講師紹介]

・講師プロフィール

第1日【第一回】どうなっているの?日本の医療~病院の役割と医療の現場~」

                     医師が解説する”病院の中身”

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済生会栗橋病院 副院長・小児科部長 白髪 宏司 先生

 

<職歴> 聖路加国際病院小児科で研修開始。米国フィラデルフィア小児病院、ペンシルベニア大学で腎臓学を学ぶ。千葉県こども病院腎科医長を経て東京女子医科大学講師・助教授として腎移植や肝移植医療の専門医として活動。現在は東京女子医大特定関連病院である埼玉県済生会栗橋病院副院長・小児科部長として、10年間を埼玉県北東部の地域医療に従事している。院内では、各種委員会・会議の長を務める(倫理委員会、院内感染防止対策委員会、企画運営会議、診療情報検討会、臨床研修管理委員会など)

 

<信条> 「もしも迷ったら、患児にとって何がベストかを考える」

 

<専門医> 日本小児科学会認定専門医日本腎臓学会認定専門医・指導医、日本小児泌尿器科学会認定医、日本臨床研修医指導医、インフェクションコントロールドクター、ドクターオブザドクターズネットワーク優秀専門医、医学博士

 

<学会研究会役職> 日本腎臓学会学術評議員、日本小児泌尿器科学会理事・評議員、日本小児腎不全学会評議員、日本小児体液研究会幹事、日本小児高血圧研究会幹事、発達腎研究会幹事、日本逆流性腎症フォーラム幹事、日本医療経営学会評議員など

 

白髪先生からのメッセージはこちら>>

 

第3日【第四回】①医療市民マイスター協会/Orinasの設立趣旨とビジョン

講師:医療市民マイスター協会初代代表、知ろう小児医療守ろう子供たちの会

   代表 阿真京子氏

1974年東京都生まれ。

日本とアジアの架け橋となるべく、マレーシアの国立大学にて日本語講師、外務省外郭団体にて国際交流に携わる。 その後、夫と飲食店を経営。
2007
4月『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会 を立ち上げ、 20127月法人化。12歳・9歳・6歳三男子の母。

当会の活動を通じ、小児医療の現場だけでなく、広く病院内でも医療者と患者の間には知識や思いに隔たりがあることを実感。

市民の立場で橋渡しをする役割の創設を「内閣府iSB公共未来塾」にて事業プラン提出し、採択される。2010医療市民マイスター協会を設立する。

20118月からは済生会栗橋病院にて市民による患者相談事業Orinas(オリナス)を行い、多くの医療市民マイスターを創出した。現在は、同事業を後任に譲り渡し、小児医療の環境改善に専念している。

【これまでの委員一覧】

厚生労働省 救急医療体制等のあり方に関する検討会 委員

厚生労働省 周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会 委員

厚生労働省 「第38回社会保障審議会医療保険部会」専門委員

総務省消防庁 救急業務のあり方に関する検討会 委員

東京消防庁 救急業務懇話会 委員

東京都 救急医療対策協議会 委員

東京都 小児医療協議会 委員

他多数

 

 

第3日【第四回】②済生会栗橋病院でのOrinas 現場活動の相談事例と注意点

講師:医療市民マイスター協会会員、あけぼの会埼玉支部長(乳がん患者会)持田豊子氏

1989年、乳がん手術を受け、その際ピアサポートの必要性を感じ、1994年、乳がん患者会あけぼの会埼玉支部を開設しました。患者同士の交流による、こころのケアを大切に活動、啓発、教育活動も行い、埼玉支部長として現在に至っています。又、埼玉県がん対策協議会委員として、がん政策サミットにも参加しました。このような活動の中で、医療者と患者の懸け橋になりたいと思うようになり、医療市民マイスター講座を受講しました。その後、オリナスで相談活動をしています。

産業カウンセラー・看護大学講師、埼玉県ピアサポート研修会講師

 

 

第2日【第三回】「市民活動」が地域医療を「守る」

講師:城西大学 教授 伊関友伸氏

東京都立大学法学部法律学科卒。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。1987埼玉県入庁(県民部県民総務課調査係)、北埼玉郡大利根町企画財政課長(県派遣)、総合政策部計画調整課主査(計画フレーム担当)、健康福祉部社会福祉課地域福祉担当主査、県立精神医療センター・精神保健福祉センター総務職員担当主幹、2004城西大学経営学部マネジメント総合学科助教授

20068月から20073月まで、夕張市の医療再生アドバイザーとして、夕張医療センター設立に携わった。兵庫県丹波市の「県立柏原病院の小児科を守る会」の活動の支援も行っている。地域医療・自治体病院の経営を中心に議論する「伊関友伸のブログ」を運営、精力的に講演会活動等も行っている。

【著書】

 

   『政策評価の方法とシステムについて』(埼玉県庁

 

 

 

 

 第4日【第六回】住みなれた地域で暮らし続けるために―社協の地域福祉活動について― 

講師:久喜市社会福祉協議会事務局長、あんしん生活センター所長 丸山広子氏 

 


昭和32年埼玉県上尾市生まれ。大学卒業後民間会社、法務局勤務を経て久喜市社協入職。住民参加型在宅福祉サービス、ボランティアコーディネーター、ケアマネジャー及び在宅介護支援センターを兼務する。久喜市・菖蒲町・栗橋町・鷲宮町社会福祉協議会合併時、地域福祉課長、次長兼地域福祉課長、次長兼総務課長を経て現在、事務局長兼あんしん生活相談センター所長。社会福祉士・主任介護支援専門員・認知症ケア専門士、成年後見人(権利擁護センターぱあとなあ埼玉所属)日本社会事業大学通信教育科社会福祉士養成課程非常勤講師。
出版関係:月刊福祉2013年5月号レポート4(全社協)「すべての住民、誰でも受け止める社協を目指す」ソーシャルワーク実践事例集(明石書店)社会福祉士をめざす人・相談援助に携わる人のために~事例提出

             

第4日【第七回】薬との上手な付き合い方・専門用語の解説 

 講師:済生会栗橋病院 薬剤科 科長 曽我部 直美 氏

 

東邦大学薬学部を卒業後、上尾中央総合病院で4年間薬剤師として勤務した後、平成2年済生会栗橋病院に入職。平成20年より薬剤科科長。糖尿病療養指導士、実習指導薬剤師取得。近年、市民講座や地域の勉強会での講師も務める。

第5日【第八回】

 医療メディエーション~「わかる」と言葉~

 講師:国立がん研究センター中央病院 患者相談室長 依田 明久 氏

 

平成3年立教大学大学院を卒業。国立東京第二病院医事課、国立国際医療センター研修係長、国立栃木病院医事課外来係長、国立療養所東京病院施設管理係長、国立療養所多磨全生園会計課補給係長を経て、平成15年国立がんセンターへ。企画係長、企画専門官、医事専門官、国立がん研究センター医事専門官を経て、平成23年4月国立がん研究センター患者相談室長就任<現在に至る>。

 

平成22年5月 日本医療メディエーター協会に於けるトレーナー資格を取得後、川崎市内の病院事務長に向けた講演や産科病院の受付事務担当者に向けた講演、国立がん研究センター中央病院で医療安全についての講演を行うなど、医療メディエーションに関する講演を多数行っている。