【第一回】「どうなっているの?日本の医療~病院の役割と医療の現場~」

      医師が解説する”病院の中身” 

【講師】済生会栗橋病院 副院長・小児科部長 白髪 宏司 先生

【日時】2012313日(火)13時~15

【参加者】21

 地域にお住まいの方、患者さん、栗橋病院のボランティアさん、栗橋病院の関係者の方など、さまざまな職種・年代・性別の方がご参加くださいました。東京、千葉、茨城、栃木など、遠方より来てくださった方も多く、患者―医療者間の問題に対する関心の高さがうかがえました。

 

<講座内容>

済生会栗橋病院 副院長・小児科部長 白髪 宏司 先生による講義。

ご自身の体験を交えながら、わかりやすくお話してくださいました。

・患者として体験した出来事――患者の思い

・医師の思い

・医療者と病院の問題点

・日本の医療の現状(地域、病院それぞれの現状)

・病院の役割とは?

・日本の医療制度と厚生労働省の方針

・医療者と患者が共に目指すべき方向性とは 

 

<第一回講座を終えて 医療市民マイスター協会 代表 阿真京子>

 現状を把握し、互いの思いに気付くことで、やさしさが生まれる―――。

 日常的に医療や人の命と向き合っている医療者と、普段医療について学ぶ機会に恵まれない私たち一般市民とでは、その知識や考え方に大きな隔たりがあります。講座終了後、多くの参加者の方より、「ほとんどのことを知らなかった……」という声をいただきました。医療従事者でない方は、医療について知らないことが多いのです。少しずつでもお互いのことを知り、歩み寄ることで、大きな変化になると感じました。

 

 医療市民マイスター事業は始まったばかりですが、患者と医療者、双方にとって、やさしい医療、“心が通い合う”医療が行われるよう、「病院を、医療をより良くしたい」という気持ちを持った方々とともに、知恵を出し合って進めてまいります。