【第四回】薬との上手な付き合い方・専門用語の解説
【講師】済生会栗橋病院 薬剤科長 曽我部直美氏
【日時】2012年4月24日(火)13時~15時
【会場】埼玉県久喜市 済生会栗橋病院
【参加者】23名(単発参加3名含)
<講座内容>
・お薬についての一般的な話(くすりの形、服用のタイミング、副作用)
・ステロイド
・抗生物質
・頓用の意味
・ジェネリック医薬品について
・わかりにくい「病院の言葉」
患者が知っていそうで知らない薬について基礎を詳しく学びました。ステロイド、抗生物質、ジェネリック、と身近で大切な薬ですが、患者側が漠然としたイメージで怖がったり勝手に使用を控えたりすることで、かえってよくない結果を生み出すこともあると知りました。
医療者がわかりやすい言葉を使うように心がけることも大切ですが、患者ももっと知っていなければいけないことが多くあることを感じました。
<参加者アンケートより>
・薬は、医師の指示通りに飲めばとてもすぐれた効果を出すこと。しかし、きちんと飲まないと毒になったり、全く効かなかったりすること。その根拠を改めて知ることができた。
・薬、医療には、絶対はないということ、例外もあり、ケースバイケース
・患者の立場だけでなく、患者の家族の立場に立っていただけて、病院にかかることが、いやではなくなりそうです。
・病院側の人たちが患者の側に近づこうとしているのが見えてよかった。
・患者側も医療を受ける立場として、もっと深くいろいろな事を知識として、持っていかなければならないと思いました。
・薬は、医師から効能の説明はありますが、もっと広い範囲のこと「くすりの旅」「ステロイド」「抗生物質」のことなど、具体的に聞くのは、はじめてで、とても勉強になりました。
・薬は身近なもので、知っているつもりでしたが、今日、お話を聞いて、自分が薬のことを全く知らなかったと気づきました。薬のお話を今回のように聞けるセミナーなどがもっと多ければよいのになと感じました。
・将来の日本の医療、安全、安心のためにも正しい薬の使用方法が大事であり、患者、利用者に周知していかなければならないと改めて感じました。